仮設住宅へ移られた避難者さんからひとつ私達に、こんな依頼がありました。
奥さんと近所の奥さんが立ち話をしている側を通りかかったときに呼び止められて、『あなた何とか市役所にいってきてよ』と仮設住宅へ入ってからの情報過疎や仮設住宅の設備に関しての愚痴がきっかけだったそうです。
わかった行ってくると次の日の市役所へ出向き情報過疎の件や設備の不具合などを伝えたのところ、個人でいらしてお話されても、動きようがないんです、まとまってもらえるとこちらも動きようがあるんですが・・・。
ということで仮設住宅のある地域の行政区の区長さんが仮設住宅へ見えられたときに、そちらの行政区の一班として入ることは出来ませんかねと尋ねたところ、私もそう思っていたんですが、市の方針が決まっておらず、行政区へ入れられないかもしれませんと言われたので、じゃあ自治を立ち上げようというところで私達へ相談にこられました。
自治を立ち上げるにしてもどのような段取りで立ち上げてよいかもわからないし、PCもないので書面を作ることも出来ないということだったので、私達で出来ることはお手伝いします、というところから自治班発足を手伝うこととなりました。
まずは発起人が5名おりその方たちと打ち合わせをし住民さんを集めて自治班とは何か、意見をまとめることの大切さや管理会社、行政、自治班の役割などを話合い参加住民全会一致で発足しましょうということとなり翌週に班長、役員の選出方法や役割の説明をすることを話し終了しました。
翌日に議事録を作成し配布を発起人たちへ渡し選出方法や役割の打ち合わせを持ちました。
第2回目自治班発足説明会を開き集まった世帯が54世帯中34世帯が集まり、選任方法を説明し役割の説明をおこなったところで、住民さんから意見が上がりました。
「せっかくここまで発起人の皆さんが進めてくれたことなので、皆さんで班長、役員をやってくれるのがうれしいんだけど」と一人の方が言いました、その場にいた住人さんは皆賛成をしていました、しかし2回とも参加されてないかたや立候補したい方がいらっしゃるといけないので後日の選任にしませんかと説明しましたが結局、発起人が班長、役員をということになり34世帯の参加住民の総意で決定しました。
その後、支援の申し出のあるボランティアの内容と、その支援を受け入れることのメリットを説明をして反対の意見がないようでしたのでコーディネートすることとなりました。
そして本日正式に市役所へ2回の自治班発足の説明資料、議事録、行政への質問書、支援団体の概要リストを持参し自治の発足となりました。
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