2011/05/02

行政とは避難所とは

震災からもうまもなく2ヶ月が経過しようとしています。
行政とは、避難所とは何なんでしょうね?

多賀城市の避難所は3箇所に集約されています、そのうちの一つは80人をきり他2箇所で900名が生活しています。

宮崎県の避難所の栄養摂取量は阪神のときよりも少なく最近はビタミンの配給も増えてきましたが未だに炭水化物の割合が多くビタミン、たんぱく質の不足は危惧する課題となっています。(県もこの現状は把握しているので改善はしています)

一日の配給は一人当たり¥1010となっており阪神の¥1200よりも少ないのが現状ですし、この中に輸送費なども含まれているので、多賀城市よりも陸路が遠く輸送費が多く掛かる避難所は多くあります。

また避難所内でのモラルの低下は日を追うごとに目に付き始めています、子供は大人に怒られることが少なく悪い言い方ではナメテ掛かってます。(現在子供ランド運営では叱る事も必要であることは認識して貰っています)
大人も不満が溜まってきているのでしょうが人の陰口などや子供に見えるところでモラルの無い行動などもが増えてきて居ます。


館内には文化センターの職員、施設管理の民間の会社、設備管理の民間の会社、警備会社がはいっており他見からの応援の職員が5日交代で入れ替わって派遣されています、また避難者は震災当初の物が無い、電気・水道が使えない時期から比べると要求が増え贅沢になってきています。(宮城県ではいまだに食料の少ない地域や水道の通っていない地域もあります)
そこに館内ボランティアがおり避難所運営のいろいろなサポートをしています。

災害ボランティアセンターでは基本はボランティアの方には瓦礫の撤去や清掃ボランティアとしてしかニーズをマッチングすることが無く他に必要な場所へ派遣することは殆どありません、それは被災者が何を求めているのか調査し切れてないからです(日々求められるものは変わります)
というより早く日常の業務に戻ろうと見ないようにしているとしか思えません。

これは多賀城市にかぎってのことではないでしょう、また被害の大きな地区では官も民も関係なく協力し合って日々出来ることをやっている地域もあることは実際目に見しています。

行政の考えて貰いたいことはやはり被災者の事であり、復興に向けた政策と救済を第一に考えて行動して欲しいと思います。
官がどのように行動しているのかは全て見ているわけではないのですが見える範囲では、自分では責任を持ちたくなく自ら行動せず、余計なことはしないという人が多いように思います。


避難所とは最低限の生活に必要なものを提供して被災者が自身で行動を起こすまでの止まり木でしかないのでしょうね。

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