津波の押し寄せた地区とそうでなかった地区とでは、生活する上での足(交通手段)事情が違います。
津波により自動車は浸水し使い物にならなくなった車の数は数え切れないほどの台数だということはいわずと知れたことだと思います。
最近ではガソリンの供給の改善が目に見えて良くなり自家用車での移動が多く交通量が目に見えて増えていますが、自家用車に乗っている方々は、高台や、内陸部の方です。
沿岸部、津波の押し寄せた地区では自動車の入手もなかなか出来ないのが現状です、なぜかというと家財全て流されたお宅が多く自治体からの支援金、銀行からの一部払い出しを受けては居ますが、その中から中古車を購入する資金を捻出できないからです。
この震災での車需要の拡大に伴い中古車屋が(一部だと思いますが)足元を見て値上げをし低価格の在庫が無いのが現状です。
ただ足が無ければ、買い物へ行くことも、被災した住宅の跡形付けへ行くことも、役所等への申請等も歩いてはそうそう出かけることも出来ません。
幸い自転車が無事(ヘドロにまみれ瓦礫の中に埋もれている)なものが多く、避難所で生活される方にとってはとても有用な足として重宝しています。
しかしいまだ道路には瓦礫、ガラスの破片など散乱しておりパンクしてしまったり、瓦礫から持ってきてもブレーキが利かなかったりと修理、整備の必要な自転車が多くあります。
地元の自転車屋も津波の被害に合い営業は再開されておりません。
埼玉県から来られたボランティアのかたで自転車修理でボランティア活動をされている方と現在同じ場所で生活をしています。
多い時には約50台少なくとも10台は一日に修理・整備の以頼があり大忙しで活動されております。
最初は4名で現地入りをしていましたが、他3名は戻られ一人で活動をしなければ成らない状態でしたが、海城高校山岳部からのボランティア2名(中央2名)が活動のお手伝いをしたいと名乗りを上げました、彼らは今年3年生で受験を控えていたのですが春休みをつかい、何か自分たちに出来ることはないかという思いで今回活動に参加する事をきめたそうです。
(4名とも学生さんで春休みを使い東京よりボランティアへ参加)
春休みも終わり4月3日で引き上とになりました。
みんな明るく気さくな方で状況に合わせ活動していました。
「お疲れ様でした。」
ちなみにそんなわけで後発の自転車ボランティア部隊が到着するまでの間、市内の避難所を回り自転車修理のお手伝いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿